楽しむ境地から遊ぶ境地に

月刊致知4月号に掲載されている渡部昇一さんと伊與田覺さんの対談「我が人生の道標」より。

最近、「楽しむ」というものを超えた境地があると思うようになったんです。といいますのは、楽しむというのはまだ苦楽の境涯を出ていない。楽しむことは大事だが、同時に苦しみもあるからレジャーやバカンスというものを与えなくてはいけない。だとしたら、もう一つ、上の段階がないものかなと。そうしたら、論語にこういう言葉がありました。

道に志し、徳により、仁に依り、芸に遊ぶ

「遊ぶ」というのは苦楽を超えた世界ですから、時間も忘れ、寝ることも忘れて熱中することです。考えてみたら、昔から遊学という言葉があるが、あれは遊ぶということではない。真剣に勉強するという意味です。
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ジャンル : 学問・文化・芸術

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特別展「みちのくの仏像」に行きました

東京国立博物館で、1月25日から4月5日まで開催されている特別展「みちのくの仏像」に行ってきました。以下、仏像を拝観して、感じたことです。

・双林寺:薬師如来坐像、二天立像(持国天・増長天)
今回の特別展では、東北三大薬師(勝常寺、双林寺、黒石寺)が展示されていますが、双林寺の薬師像はまだ拝観したことがなく、楽しみにしていました。

事前に見ていた画像などから厳しいお顔をしているのかなと思っていましたが、実際に拝観すると、顔全体で笑っているような印象を受け、驚きました。薬師如来なので、病気が治った患者さんを見て、微笑んでいるのかなと思いました。

二天像が踏みつけている邪気は四天王がつけているような兜をかぶっており、まるで、四天王が踏みつけているようにも見えました。また、持国天像は横から見ると鼻が高く、天狗のように感じられました。

・勝常寺:薬師如来坐像
案内に「足先を衣で包む姿は都風」のようなことが書かれていました。お寺を訪れた時、寒い東北の仏像なので、足先を衣で包んでいると聞いたことを覚えていたので、逆のこと(都風(中央文化)か東北風(土着文化))が書かれているなと思いました。個人的には東北風であって欲しいです。

こちらの薬師像は顔が黒く、衣が深く刻まれているので、独特の印象を受け、お顔は厳しく感じました。きっと、病魔と対峙した時の表情なのだろうなと思いました。

・黒石寺:薬師如来坐像
こちらの像が造られたのが862年、その7年後の869年に貞観地震が発生しました。つまり、本像は貞観地震、東日本大震災の二つの大きな地震を経験しています。二つの大きな地震を経験し、何を感じたのでしょうか。

案内には「たいへん厳しい顔、威厳のある姿」のようなことが書かれていましたが、私には、瞑想をしている姿のように感じられました。体を少し後ろにそらしていので、そのように感じたのかもしれません。

東北三大薬師は、勝常寺像が病魔に対峙する姿、黒石寺像が病魔にどう対処するか考えている姿、双林寺像が病魔を打ち破り、喜んでいる姿と感じました。

・秋田小沼神社:聖観音菩薩立像

案内には「頭上のおおきなこぶには小さな目があり、雪国で伝承される雪の精、雪ん子を連想させる」と書かれていました。確かに小さな顔がありました(東博のページに写真があります)。私には、小さな顔のまわりが五劫思惟阿弥陀の髪の毛のように見え、五劫思惟阿弥陀如来を頭上に乗せている聖観音像のように感じました。

・宮城給分浜観音堂:十一面観音菩薩立像

像高3メートルぐらいの長谷寺式十一面観音立像です。大きな像は見ているだけで仏の偉大さが感じられます。館内の映像で本像が地域の方々に深く信仰されていることが紹介されており、良い像だなと改めて思いました。

上記以外にも東北地方の素晴らしい仏像が展示されており、展示されている像の数はそれほど多くはありませんが、質はとても高い展示でした。
テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
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金沢文庫の講座「光明寺の十六羅漢図について」に行きました

本日は金沢文庫を訪れ、現在開催されている特別展「津久井光明寺」に関連した講座「光明寺の十六羅漢図について」を聴講しました。

まず、十六羅漢とは
「釈迦入滅後に仏法護持のために涅槃に入らずに現世に留まり衆生を守る仏教の聖者をいう」
とのことです。

また、十六羅漢図には、禅月様と李龍眠様があるそうです。展示されている十六羅漢図は李龍眠様で、龍の耳かきをしている羅漢もあります。

講座の前に展示を駆け足で見ましたが、今回の企画は講師の方も話されていたように少しとっつきにくいので、学芸員による展示解説がある日に訪れることをお薦めします。講座が終わった跡、再度、展示を見ましたが、講座を聞いたとにより、遥かによく理解できました。


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