2015年01月の記事一覧

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  • 2015/01/27関西地方寺社巡り

    1月18日、三十三間堂を拝観した後、京都から大阪に移動し、太融寺を訪れました。何年か前、大阪出張がよくありました。その時、仕事に行く前には必ず、太融寺に立ち寄っていました。太融寺は梅田の繁華街の中にあるお寺ですが、千手観音、一願不動、白龍大神などが祀られており、良いお寺だと感じます。本尊の千手観音像は秘仏で、1月18日に御開帳されるので、数年前から訪れたいと思っていましたが、やっと今回訪れることが出来ま...

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  • 2015/01/25関西地方寺社巡り

    18日は政田マリさんの仏像ガイドに参加し、西陣にある雨宝院を訪れました。観音堂に上がると、中央に像高が2メートル近くある、立派な千手観音立像が祀られていました。お寺の方の話によると、手は十本しか残っておらず、戦、火災などにより、洛中には平安時代に造られた仏像はあまり現存していないそうです。また、像は頭部に十一面の仏面がある、いわゆる十一面千手千眼観音像ですが、頭上の十一面は三面のみ平安時代の作で、残...

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  • 2015/01/24美術館、博物館

    17日の最後は、京都国立博物館を訪れました。訪れた理由は、「鰐淵寺の名宝」展が開催されているからです。平成知新館に入ると、1F-1で密教彫刻、1F-2で鰐淵寺の名宝が開催されているとありました。展示室に入ると、大きな大日如来坐像が目に入りました。大阪・河内長野市にある金剛寺の大日如来坐像です。その脇には不動明王坐像も展示してありました。奈良国立博物館に降三世明王坐像が展示されており、大日如来と不動明王像はど...

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太融寺 御開帳

1月18日、三十三間堂を拝観した後、京都から大阪に移動し、太融寺を訪れました。
何年か前、大阪出張がよくありました。その時、仕事に行く前には必ず、太融寺に立ち寄っていました。太融寺は梅田の繁華街の中にあるお寺ですが、千手観音、一願不動、白龍大神などが祀られており、良いお寺だと感じます。

本尊の千手観音像は秘仏で、1月18日に御開帳されるので、数年前から訪れたいと思っていましたが、やっと今回訪れることが出来ました。

お寺に到着すると、御開帳などを示す案内は何もなく、御開帳をしているのか心配になりましたが、本堂に上がって、内陣を拝観すると、厨子の扉が開き、中に観音様が祀られているのが分かりました。長年会いたかった人に会えたような感覚で、とても嬉しい気持ちになりました。

観音像を拝観した後、一願不動尊、白龍大神などにお参りし、太融寺を後にしました。
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雨宝院

18日は政田マリさんの仏像ガイドに参加し、西陣にある雨宝院を訪れました。観音堂に上がると、中央に像高が2メートル近くある、立派な千手観音立像が祀られていました。

お寺の方の話によると、手は十本しか残っておらず、戦、火災などにより、洛中には平安時代に造られた仏像はあまり現存していないそうです。また、像は頭部に十一面の仏面がある、いわゆる十一面千手千眼観音像ですが、頭上の十一面は三面のみ平安時代の作で、残りの面と持物は江戸時代に造られたものだそうです。仏像の造りから、奈良の仏像を手本にしたと考えられているそうです。

話の後、近くで仏像を拝観させてもらいましたが、側面から見ると、像は厚みがあり、とても力強く感じました。厚みのある側面、2メートルの像高から、力強く、どんな困難にも一緒に立ち向かってくれる観音様のように思えました。

拝観後、お寺の方から手作りの歓喜団をいただきました。清浄歓喜団は、京都では、亀屋清永でのみ販売しているそうで、今度、買って帰ろうかなと思います。


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京都国立博物館 鰐淵寺の名宝を目当てに訪れましたが

17日の最後は、京都国立博物館を訪れました。訪れた理由は、「鰐淵寺の名宝」展が開催されているからです。平成知新館に入ると、1F-1で密教彫刻、1F-2で鰐淵寺の名宝が開催されているとありました。

展示室に入ると、大きな大日如来坐像が目に入りました。大阪・河内長野市にある金剛寺の大日如来坐像です。その脇には不動明王坐像も展示してありました。奈良国立博物館に降三世明王坐像が展示されており、大日如来と不動明王像はどこに展示されているのかなと思っていましたが、京都国立博物館に展示されていました。

平成知新館は二階、三階もあり、そこからも、一階に展示されている大日如来像を見ることができました。お寺では見ることのできない角度から像を見ることができ、どこから見ても素晴らしかったです。その中でも一番良かったのは、大日如来像の向かいの壁に椅子があるのですが、そこから見る姿でした。像が大きいので、近くで見るよりも離れた場所から見る姿のほうが良く感じました。

金剛寺の像以外にも、素晴らしい仏像がたくさん展示されており、「さすが、京博はレベルが高い」と感じました。

密教彫刻展に大満足した後、「鰐淵寺の名宝」展に向かいました。予想したよりも小さな展示でしたが、こちらも素晴らしい仏像が数多く展示されていました。その中で私は伝・雨宝童子像が面白いなと思いました。手に杖ではなく、折れ曲がった木を持っており、その杖を足で踏むことから、地面に埋まっている部分をシャベル状とみて、農耕神とする考えがあるそうです。

しかし、私には、密教彫刻展のインパクトが大きすぎ、鰐淵寺の名宝展を見パワーがあまり残っていませんでした。鰐淵寺の名宝展を見るために訪れた京都国立博物館ですが、金剛寺の大日如来像が強烈に印象に残った訪問となりました。
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