2014年12月の記事一覧

霊場巡り旅ブログの旧ブログです。2018年5月上旬までの記事があります。

月別アーカイブ:2014年12月

  • 2014/12/09東海地方寺社巡り

    翌日(10/5)は台風が近づいているので、名張市にある弥勒寺のみを訪れました。10/4のツアーの際、参加者の方から「弥勒寺を拝観するならば、予め予約をしておいたほうが良い」と聞き、同行者の方が昨日に予約をしていたので、お寺に到着すると、案内の方がいらっしゃいました。本堂拝観は300円で、まずはお寺を紹介するDVDを鑑賞しました。DVDは地元の方々に弥勒寺には素晴らしい文化財がたくさんあるということを知って欲しくて...

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  • 2014/12/08東海地方寺社巡り

    10月に訪れた三重県のお寺めぐりについて、思い出しながら、書きたいと思います。10月4日の最後に訪れたのは、松阪市にある朝田寺(ちょうでんじ)です。到着したのは暗くなってからですが、御住職様が説明をしてくれました。本尊は地蔵菩薩立像で、一般的にお地蔵さんは右手に錫杖を持っていますが、こちらのお地蔵さんは錫杖を持たず、与願印をしています(画像が朝田寺のホームページにあります)。これはお地蔵さんの古い形式...

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  • 2014/12/07美術館、博物館

    サントリー美術館で開催されている「高野山の名宝」展も気づけば今日までの開催ですので、本日、行ってきました。以下、印象に残った仏像について書きます。・弘法大師坐像(萬日大師)ある行者が三十年、約一万日にわたり毎日この像に参詣していたところ、一夜夢に大師が現れ、行者の功を愛でて東を向いた。夢から醒め、像に詣でると、像の顔が左を向いていたので、「萬日大師」と呼ばれています。弘法大師像といえば、厳しいお顔...

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弥勒寺

翌日(10/5)は台風が近づいているので、名張市にある弥勒寺のみを訪れました。

10/4のツアーの際、参加者の方から「弥勒寺を拝観するならば、予め予約をしておいたほうが良い」と聞き、同行者の方が昨日に予約をしていたので、お寺に到着すると、案内の方がいらっしゃいました。

本堂拝観は300円で、まずはお寺を紹介するDVDを鑑賞しました。DVDは地元の方々に弥勒寺には素晴らしい文化財がたくさんあるということを知って欲しくて、作成したそうです。弥勒寺は地元の方より、仏像好きの方のほうがよく知っているそうです。

DVDを鑑賞した後、仏像を近くで拝観しました。本堂にはたくさんの仏像が祀られています。弥勒寺は昔は大きなお寺だったそうで、色々なお堂に祀られていた仏像が本堂に集められたと考えられているそうです。

たくさんの仏像の中でも、国の重要文化財に指定されている聖観音像と十一面観音像はやはり素晴らしかったです。





案内の方も気さくな方で、色々な話をしましたが、「名張市には赤目四十八滝ぐらいしか有名な観光スポットがないが、名張市を訪れた際は是非、弥勒寺にも立ち寄って欲しい」という話が印象に残りました。弥勒寺は良いお寺ですので、多くの人に立ち寄って欲しいなと思いました。
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朝田寺

10月に訪れた三重県のお寺めぐりについて、思い出しながら、書きたいと思います。
10月4日の最後に訪れたのは、松阪市にある朝田寺(ちょうでんじ)です。

到着したのは暗くなってからですが、御住職様が説明をしてくれました。
本尊は地蔵菩薩立像で、一般的にお地蔵さんは右手に錫杖を持っていますが、こちらのお地蔵さんは錫杖を持たず、与願印をしています(画像が朝田寺のホームページにあります)。これはお地蔵さんの古い形式で、お地蔵さんが亡くなった方を極楽浄土に導く仏、つまり、一緒に極楽浄土まで歩いてくれる仏と考えられるようになってから、地蔵菩薩像は錫杖を持つようになったそうです。朝田寺の地蔵菩薩像はその考えが成立以前のものなので、錫杖を持ってないとのことです。

また堂内には亡くなった方の着物が掛けられていました。金剛證寺の記事で、「金剛證寺には通常より遥かに背の高い卒塔婆がたくさんあり、この辺りでは、亡くなった人の霊魂は全く別の世界に行ってしまうのではなく、金剛證寺がある朝熊山に霊が集まる「他界」があるという考え(山中他界説)があるからです」と書きましたが、朝田寺周辺では、人が亡くなると、お地蔵さんに極楽浄土に連れて行ってもらうために、亡くなった方の着物を本堂にかける風習があるそうです。
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高野山の名宝展に行きました

サントリー美術館で開催されている「高野山の名宝」展も気づけば今日までの開催ですので、本日、行ってきました。以下、印象に残った仏像について書きます。

・弘法大師坐像(萬日大師)
ある行者が三十年、約一万日にわたり毎日この像に参詣していたところ、一夜夢に大師が現れ、行者の功を愛でて東を向いた。夢から醒め、像に詣でると、像の顔が左を向いていたので、「萬日大師」と呼ばれています。弘法大師像といえば、厳しいお顔をしている像もありますが、本像は伝承のとおり、行者を愛でているような、優しいお顔をされていました。

・天弓愛染明王坐像
重要文化財に指定されている天弓愛染明王像は、(1) 山梨県放光寺、(2) 京都府神童寺、(3) 和歌山県金剛峯寺の三体で、放光寺と神童寺の像は拝観したことがありますが、今回、金剛峯寺の像を拝観することが出来ました。

鑑賞して、弓矢を持つ手の腕が細いのが気になりました。平安時代の作なのでそのような形式が好まれたのか分かりませんが、腕が太いほうが遠くまで矢を放つことが出来るようで、よりご利益があるように感じられるのではと思いました。

・不動明王坐像
高野山奥の院の護摩堂の本尊と考えられる像です。「大師様」と言われる様式の像で、個人的には大師様の像はあまり格好良いと感じませんが、本像は水晶を使った玉眼がきまっており、良い像でした。

・執金剛神立像
右足を挙げ、その右足で今から大地を踏みつけようとしている姿が一般の執金剛神像とは異なり、しかも快慶作ということで印象に残りました。

・四天王像
こちらも快慶作で、南都焼討の後、東大寺を再建する際に造った東大寺大仏殿四天王像の様式に沿った「大仏殿様」の像です。大仏殿様の四天王像は以前、海住山寺の像を拝観したことがありますが、その像は小さく、今回の像は135センチ程度ありますので、より良さが伝わってきました。実際の大仏殿の像は約13メートルあったそうで、とても迫力があったことでしょうね。

多聞天、広目天は特に厳しい表情をしており、大仏殿焼失という惨事を二度と繰り返さないという当時の人々の強い意志が感じられました(残念ながら、戦国時代に再度、焼失してしまいましたが)。

13メートルという巨大な像がモデルなので、どの像もしゃがんで下から見上げた姿が一番良かったです。

・孔雀明王坐像
四階の展示室から三階の展示室に階段で降りて行くと、孔雀明王像が展示されているのが見え、感動しました。本展の目玉は八大童子像でしょうが、孔雀明王坐像も目玉だと思います。

快慶らしい美しい像で、近くで見ても、遠くから見ても素晴らしかったです。

・八大童子像
最後に今回の目玉である運慶作・八大童子像が展示されていました(八体の内、二体は運慶作ではなく、後から補われたものです)。今回初めて鑑賞しましたが、想像していたとおり、素晴らしい像でした。その中でも、制多迦童子像の特に向かって右側から見た姿が良かったです。

来年は、高野山開創1200年祈念大法会がありますので、本日お会いした仏像と来年、高野山で再会したいです。


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