2014年07月の記事一覧

元霊場巡り旅ブログのブログです。

月別アーカイブ:2014年07月

  • 2014/07/31東北地方寺社巡り

    午歳は羽黒山の御縁年で、今年は更に蜂子皇子像が特別公開されています。ということで、訪れない訳にはいきませんので、7月20日、羽黒山を訪れました。山頂まで車で行くことも出来ますが、我々は歩いて行きました。たくさんの人が歩いて登っており、歩けるならば、歩きたいですね。歩いて登るのは大変でしたが、途中、国宝の五重塔、休憩所などがあり、杉が立ち並ぶ山道は素敵でした。山頂に到着すると、すぐに蜂子神社のがあり、...

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  • 2014/07/28致知

    月刊致知8月号に掲載されている占部賢志さんの記事より。全国こども電話相談室に子供からこんな電話がかかってきました。「流れ星に三回願いをかければ、願いが叶うって本当ですか」この時の回答者はその道の一流の先生でした。非科学的なことは言えないし、かと言って、子供の気持ちをぶちこわしてもいけない。どう答えたか。こんな感じでした。先生:流れ星、見たことがある?子供:あります。先生:一瞬だよね。子供;はい。先...

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  • 2014/07/24東北地方寺社巡り

    最上三十三観音霊場では今年、午歳ご縁年「観音まつり」が開催されており、いくつかのお寺で札所本尊の観音像がご開帳されています。第十六番札所の長岡観音(長念寺)もその一つです。お寺に到着し、お堂に上がると、中央厨子の中に十一面観音立像が祀られていました。案内によると、寒河江城主・大江氏の守護仏だったそうです。そして、お堂の左側には五智如来像が祀られており、等身大の立派な像だったので驚きました。また不動...

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出羽神社 蜂子皇子像

午歳は羽黒山の御縁年で、今年は更に蜂子皇子像が特別公開されています。ということで、訪れない訳にはいきませんので、7月20日、羽黒山を訪れました。山頂まで車で行くことも出来ますが、我々は歩いて行きました。たくさんの人が歩いて登っており、歩けるならば、歩きたいですね。

歩いて登るのは大変でしたが、途中、国宝の五重塔、休憩所などがあり、杉が立ち並ぶ山道は素敵でした。





山頂に到着すると、すぐに蜂子神社のがあり、御開帳の列に並びました。お祓いを受け、しばらく待つと、堂内に入り、像を拝観しました。蜂子皇子像は画に描かれているような肌黒い姿かと思っていましたが、全然違いました。黒い肌の蜂子皇子は修行中のお姿で、人々の悪いものを吸収して、肌が黒いのだそうです。一方、像の方は悟った姿なので、画のお姿とは全然違う御姿となっています。

蜂子皇子像を拝観した後、出羽神社の境内を歩きましたが、良い所だなと純粋に感じました。機会があれば、何度も訪れたい聖地です。


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流れ星に願いをかけたら叶うのか

月刊致知8月号に掲載されている占部賢志さんの記事より。

全国こども電話相談室に子供からこんな電話がかかってきました。
「流れ星に三回願いをかければ、願いが叶うって本当ですか」

この時の回答者はその道の一流の先生でした。非科学的なことは言えないし、かと言って、子供の気持ちをぶちこわしてもいけない。どう答えたか。こんな感じでした。

先生:流れ星、見たことがある?
子供:あります。
先生:一瞬だよね。
子供;はい。
先生:あんな短いあいだに願いを言えるとしたら、そのことをいつもいつも思っているからだよね。
子供:はい。
先生:そこまで思い続けている人の願いなら、きっと叶います。
子供:はい。分かりました。ありがとうございました。

***

素晴らしい回答ですね。
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長岡観音(長念寺)

最上三十三観音霊場では今年、午歳ご縁年「観音まつり」が開催されており、いくつかのお寺で札所本尊の観音像がご開帳されています。第十六番札所の長岡観音(長念寺)もその一つです。

お寺に到着し、お堂に上がると、中央厨子の中に十一面観音立像が祀られていました。案内によると、寒河江城主・大江氏の守護仏だったそうです。そして、お堂の左側には五智如来像が祀られており、等身大の立派な像だったので驚きました。また不動明王立像と童子像も祀られており、童子は当然、コンガラ童子とセイタカ童子だと思ったのですが、よく見ると、聖徳太子像の二歳像と十六歳像のように思えましたがどうなんでしょうか。

隣のお堂に移動すると、立派な不動明王坐像が祀られていました。またその奥には、両界大日如来座像、つまり、胎蔵界大日如来像と金剛界大日如来像が一つの厨子の中に祀られている珍しい像が祀られていました。出羽三山の一つである湯殿山の本地仏が大日如来なので、山形県には、素敵な大日如来像がたくさんありますね。

拝観後、お寺の方からお茶の接待を受け、話を聞くと、近くに大きな真言宗のお寺があったそうですが、明治時代の廃仏毀釈の際に廃寺となり、そのお寺に祀られていた仏像類が長念寺に移されたと考えられているそうです。

その証拠として、長念寺の護摩檀は普通のものに比べて、とても大きいです。これほど大きな護摩檀は、大きなお寺にしかなかったと考えるのは当然だと思います。

また、山形県の詩人・日塔貞子のことも紹介してくれました。若い頃、貞子の詩を読んで感動しましたが、本は直ぐに絶版になりました。待ってても再販される動きがなかったので、自身で行動し、貞子の本を再販したそうです。

長念寺では、素晴らしい仏像、素敵な話を聞けて、良いお寺めぐりでした。


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