講師は、室生寺副住職の網代さんと僧侶になられた愛川さんでした。お二人の講演は奈良まほろば館で以前聞いたことがあり、とても為になったので、今回も楽しみにしていました。
・室生寺の仏たちのホームページの下の方に愛川さんの「尼僧のいろは」の入口がある。
→ 家に帰って早速見ましたが、講演会でも話された「おっぱい」の話が掲載されていました。
・展示期間中、金堂には本尊の釈迦如来像は残り、地蔵菩薩、十一面観音の光背も残る。
・現在金堂に祀られている五体(釈迦如来像、薬師如来像、地蔵菩薩像、十一面観音像、文殊菩薩像)は春日五神の本地仏である。元々は三尊のみが祀られており、釈迦如来像、地蔵菩薩像、十一面観音像が祀られていた。地蔵菩薩像はアメノコヤネノミコトの本地仏であり、十一面観音像はアメノコヤネノミコトの妻の本地仏。つまり、室生寺の十一面観音像は女神である。よって、女性的に感じる。
・今回の展示では360度から仏像が身近に拝観できる。一方、室生寺も今しか見られない魅力を発見できる。しかも入山料が半額になる。
室生寺は台風による倒木で五重塔が大きな被害を受けました。自然災害の痛みを経験した室生寺だからこそ、東日本大震災の復興を祈念して、仙台で室生寺展が開催されます。仙台市博物館での室生寺展には必ず訪れようと思います。