船井先生を車でお送りしていた時、ルームミラーに映る私の顔を見て
「佐藤君、いい顔になってきたな」
とおっしゃいました。
その時は殆ど寝ずに何日も仕事をし、疲れたような顔をしていたので、これがいい顔なのかと不思議に思っていました。
「いい顔になっている時は、すべてのことから学ぼうとしている時なんだ。それが時間を味方にしているってことだぞ」
「時間って敵にもなるんですか?」
「なるよ。なんで自分ばかりこんな忙しい目に遭うんだろう、なんて俺はアンラッキーなんだろうって舌打ちすると時間は敵になる。この出来事は自分に何を教えに来ているのか、その思うと時間は味方になるんだ」
いま思えば、
「大変そうな顔をしているな。けれどもどんなことからも学ばなければならないぞ」
ということを私に諭してくださったのだと思います。
「どんな出来事にも意味がある。たとえ嫌なことがあったとしてもそれは自分に何かを教えるためである」
という教えは、まさに人として大事な心の持ち方ではないでしょうか。
カテゴリ
タグ