生きるために大切な智恵が詰まった本

月刊致知3月号に掲載されている齋藤孝さんの「実語教で生き方を学んできた日本」より。

「実語教」からのいくつかを紹介してみましょう。

・富は自分が生きている間は大切なものですが、死んでしまえば墓の中まで持っていけるものではありません。それに対して、智恵は万代も後まで残るものです。自分が死んでも、子孫へと受け継がれていくものなのです。

・倉の中に大切にしまっておいた財産でも、なくなってしまうことがあります。しかし、一度身についた智恵や能力はなくなることがありません。いくら大金を積んでも、一日一日の学びには及ばないのです。

・父母は天地のような存在であり、先生や指導者は太陽や月のような存在です。親戚はたくさんいても、先生になるとは限りません。夫妻も互いが先生になるわけではありません。ですから、両親は大切にして、いつも孝行しなさい。先生は尊敬して、いつもその言葉にしたがって学びなさい。

・善い行いをする人には幸福が訪れます。それは例えば、こだまが返ってくるようなものです。悪事を好む人は禍を招きます。それは例えば、自分の体に影がついて回るようなものです。

「実語教」は、人間として知っておくべき智恵をわかりやすいたとえを交えてやさしく説いていきます。その内容は、いまもなお通用するものばかりです。
要するに、子供の頃に「実語教」を学んで身につけてしまえば、自動的に立派な日本人として生きていけるようになっていたのです。

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学問のすゝめと実語教

月刊致知3月号に齋藤孝さんの「実語教で生き方を学んできた日本」が掲載されています。

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」
福沢諭吉「学問のすゝめ」の冒頭にある有名な言葉です。諭吉はここで、人間はみな平等につくられていることを高らかに宣言しています。

しかし、そのすぐ後に
「されども今広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかな人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや」
といって、この世の中に貧富や貴賎の差があることを指摘しているのです。

なぜ平等に生まれたはずの人間に差ができてしまうのか。諭吉はその理由を次のように言っています。
「実語教に「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」という言葉があるように、賢い人と愚かな人の差は学ぶか学ばないかによって決まるのだ」

日本の近代化を開いた「学問のすゝめ」は「実語教」を下敷きとして書かれたものだったのです。
「実語教」という本は、平安時代の終わりにできたといわれてます。子供たちの教育に使われ、鎌倉時代に普及し、江戸時代には寺子屋の教科書となりました。なんと千年以上も受け継がれてきた子供の教科書なのです。

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天役を知るには

月刊致知三月号の特集は「生き方」です。総リードより。

佐藤一斎は「言志録」でこう述べている。
 人は真剣に考える必要がある。「天はなぜ自分をこの世に生み出し、何の用をさせようとするのか。自分はすでに天の生じたものであるから、必ず、天から命じられた役目がある。その役目をつつしんで果たさなければ、必ず天罰を受けるだろう」と。

では、天役を知るにはどうするか。致知にご登場いただいた人たちの姿に思いを馳せると、三つの資質が浮かび上がってくる。

一つは、与えられた環境の中で不平不満を言わず、最善の努力をしている。

二つは、「他責」の人ではなく、「自責」の人であること。
大きな成功を遂げた人は失敗を自分のせいにし、失敗者は失敗を人や運命のせいにする。その態度の差は人生の大きな差となって現れてくる。

三つは、燃える情熱を持っていること。

三本の柱が立って、物は安定する。人生を安定させる三つの柱を忘れぬ生き方を心掛けたい。

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