2012年08月の記事一覧

元霊場巡り旅ブログのブログです。

月別アーカイブ:2012年08月

  • 2012/08/30高月観音の里ふるさとまつり

    ・西野薬師堂私が湖北で初めて訪問したお寺は西野薬師堂ですので、訪れた時はいつもその時のことを思い出します。西野薬師堂に訪れるのは今回で何回目になるのか分かりませんが、お会いすればするほど、その良さが伝わってくる仏様です。・正妙寺正妙寺には、有名な千手千足観音像が祀られています。高月かんのんまつりには今回で五年連続の参加となり、毎回、正妙寺は訪れているので、「今回はもういいかな」と思っていました。し...

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  • 2012/08/29高月観音の里ふるさとまつり

    大吉寺の次は田中神社を訪れました。到着すると管理されている方が既におられ、早速仏像を拝観しました。堂内には向かって左に十一面観音像、右に菩薩形立像が祀られており、観音像を見た最初の印象は「パンプレットの写真と随分違う」でした。しばらくして分かりましたが、こちらの観音様は見る角度により、印象が随分違いました。私はいつも仏像を拝観した時の印象を忘れないようにメモしているのですが、「優しいお顔をしている...

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  • 2012/08/27高月観音の里ふるさとまつり

    8月5日、滋賀県長浜市の「高月観音の里ふるさとまつり」を訪れたことを書こうと思います。午前中は観音まつりのお寺ではなく、高月町周辺のお寺めぐりということで、まずは丁野観音堂を訪れました。丁野観音堂は昨年訪れていますので、次に訪れた大吉寺から書きたいと思います。お寺に到着すると庫裏で訪問した旨を伝え、本堂に移動しました。本堂への道は男坂と女坂がありましたが、男坂を上りました。本堂に上げて頂き、御住職の...

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高月観音の里ふるさとまつり2012(その1)

・西野薬師堂

私が湖北で初めて訪問したお寺は西野薬師堂ですので、訪れた時はいつもその時のことを思い出します。西野薬師堂に訪れるのは今回で何回目になるのか分かりませんが、お会いすればするほど、その良さが伝わってくる仏様です。

・正妙寺

正妙寺には、有名な千手千足観音像が祀られています。高月かんのんまつりには今回で五年連続の参加となり、毎回、正妙寺は訪れているので、「今回はもういいかな」と思っていました。しかし、千手千足観音像を拝観した時、改めて素晴らしいなと感じ、像に釘付けになってしまいました。

千手千足観音像は高月観音の里歴史民俗資料館で開催される「湖北の観音」展で展示されますので、その時にまたお会いしたいと思います。

・普門寺

比叡山横川観音堂形式の観音様が祀られていました。



・赤分寺

十一面観音、地蔵菩薩、弁財天像が祀られており、弁財天像はニッコリしたお顔のとても魅力的な像です。



・赤後寺

こちらの観音様はコロリ観音と呼ばれています。「災いを転じて、利となす」、これを転利(ころり)と読み替えて、「何の苦しみもなく、コロリと極楽往生できる」という御利益があるそうです。

・冷水寺

冷水寺では仏女ブロガーでお世話になった下村さんがいつも話をしています。再会するのを楽しみに訪れ、下村さんも私のことを覚えてくれており、しばらく談笑をした後、観音様の説明を聞きました。

そして、観音様にお参りをし、その後、おまんじゅうを購入し、接待のスイカも頂きました。


田中神社

大吉寺の次は田中神社を訪れました。到着すると管理されている方が既におられ、早速仏像を拝観しました。

堂内には向かって左に十一面観音像、右に菩薩形立像が祀られており、観音像を見た最初の印象は「パンプレットの写真と随分違う」でした。しばらくして分かりましたが、こちらの観音様は見る角度により、印象が随分違いました。

私はいつも仏像を拝観した時の印象を忘れないようにメモしているのですが、「優しいお顔をしている」とメモした後、再び観音像を見るとそうは感じなく、「あれー」と思いました。観音像はしゃがんで下から見上げた時、にこやかで優しいお顔と感じるのですが、立ったままで見るとそうは感じませんでした。

また頭上の十一面の正面を向いている顔を憤怒相で、珍しいなと思いました。水瓶の中に未敷蓮華があり、それがマイクのように感じました。

菩薩形立像はその名前の通り、どの仏様か分かっていないのですが、持物は日光菩薩のものでした。しかし、持物や肘から先が候補であるため、どの菩薩像として制作されたかは分からないそうです。

田中神社では、素敵な仏像を拝観し、像を守る方々と話をすることができ、湖北らしい仏像めぐりが出来たと思います。

大吉寺

8月5日、滋賀県長浜市の「高月観音の里ふるさとまつり」を訪れたことを書こうと思います。

午前中は観音まつりのお寺ではなく、高月町周辺のお寺めぐりということで、まずは丁野観音堂を訪れました。丁野観音堂は昨年訪れていますので、次に訪れた大吉寺から書きたいと思います。

お寺に到着すると庫裏で訪問した旨を伝え、本堂に移動しました。本堂への道は男坂と女坂がありましたが、男坂を上りました。

本堂に上げて頂き、御住職のお話を聞き、その後、全員で般若心経を唱えてから像の近くに移動し、仏像を拝観しました。

本堂左には武将の像があり、源頼朝像だそうです。平治の乱後、この辺りに逃げてきて、当時の本堂に隠れていたこともあったそうです。

ご本尊の聖観音像は秘仏で、六十年に一度の御開帳で、前回の御開帳は平成元年とのこと。次回御開帳はまだまだ先ですね。

阿弥陀如来立像があり、ある大学教授から快慶作ではないかと考えられているそうです。その理由として
・手から出る衣に特徴がある
・右目が左目に比べて少し大きい
があるそうです。それを聞いて、像を観照しましたが、よく分かりませんでした。

他には役行者像、元三大師像がありました。大吉寺に願をかけて元三大師は生まれたので、元三大師は大吉寺と色々と縁があるそうです。元三大師像は厳しい表情をしており、角大師とも呼ばれた理由が分かる像でした。

今回は団体で来ているので、仏像を一通り拝観したところでお寺を後にしましたが、個人(数人)で訪れていたならば、源頼朝の話などをもう少し聞いていたと思います。


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