平成24年度京都春季非公開文化財特別公開で一番の注目のお寺は、間違いなく、国宝・千手観音像を祀る法性寺でしょう。私もとても楽しみにしており、4月28日に京都へ行くことにし、当日、新幹線が京都に到着するとまっすぐ、法性寺を目指しました。

東福寺駅を出て、正面の道を右折し、後はまっすぐ歩くと法性寺に到着しました。私の前に何人かの人が歩いていましたが、お寺に到着すると拝観を待つ列などなく、待つことなく堂内に入ることができました。また丁度説明が終わったところで拝観していた人が前の部屋から出てきたので、すぐに拝観する部屋に入ることができました(しかし、着座できたのは一番前ではなく、真ん中あたりでした)。

部屋に入ってまず驚いたのは、堂内左に大きな仏像が安置されていたことです。そして、前方を見ると千手観音像が祀られていました。第一印象は「想像より小さい」です。またまた写真から1メートル80センチぐらいの像を勝手に想像していました。

着座して、説明の方の話を聞きますが「まずは全員で合掌して下さい」とあり、合掌しました。非公開文化財特別公開には何度も訪れていますが、このようなことは初めてでしたので、少し驚きましたが、良いことですね。

千手観音立像は110センチで、藤原忠通が難病の折り、本尊に祈願したところ、無事に回復したので、「厄除観世音」と呼ばれているそうです。

正面の顔の横に二つの顔(菩薩面、憤怒面)がついており、左右にはそれぞれ19本の手があり、合わせて38本、正面に4本の手があるので、合計で42本の手があるとのことです。また、丈帛がなく、これは平安仏では珍しいとのことです。

このように像の特徴を書きましたが、像まで距離があり、細部はよく分かりませんでした。説明が終わった後、一番前に移動し、話を聞いていた場所よりはよく分かりましたが、それでも細部は分かりませんでした。単眼鏡などを持っている方は持っていったほうが良いと思います。

このように国宝・千手観音像の拝観は少々不満の残るものでしたが、堂内左の丈六の像(不動明王、薬師如来)は見事でした。昭和52年に仏師・松久朋琳が造られた像で、それぞれ同衆院、極楽寺に祀られている像のレプリカだそうです。どちらの像も法性寺にゆかりがあるとのことで、是非、それぞれのお寺で拝観したいですね。


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