本日は金沢文庫を訪れ、現在開催されている企画展「鎌倉めぐり」に関連した特別講演会「建長寺と鎌倉五山」を聴講してきました。

3月11日に建長寺で「東日本大震災~一年目の祈り~」が行われ、のべ7千人の方々が集まったそうです。その時、鎌倉には年に1800万人ほど、建長寺には40万人ほどが訪れており、どのような目的で鎌倉に来てもよいが、やはり、お寺は純粋な宗教心(信仰)を感じる場所でなければいけないと感じたそうです。

この話を聞いて、本当にそうだなと思いました。お寺に対する敷居を下げる行動をされている方々がたくさんいますが、その中には、敷居を下げると同時に信仰心も下げている人がいるように感じます。やはり、お寺は信仰心を思い出させてくれる場所であるという基本がぶれてはいけないと思います。

講演会では、鎌倉がいかに復興して、世界遺産に登録を目指せるようになったかを建長寺を例にして、話がありました。

禅といえば、京都を思い浮かべますが、元々は鎌倉に建長寺ができたので、禅が広まったそうです。鎌倉時代の建長寺の想像復元図をいただきましたが、山門は今の1.5倍の大きさ、仏殿は二階建てで、今の建長寺も立派ですが、それをはるかに上回る豪華さでした。山門、仏殿、法堂などの建物が一直線に並ぶ禅寺様式も建長寺が始まりだそうです。

このように栄えていた建長寺(鎌倉)も、江戸川柳に「いって見よ、今、鎌倉は麦畠」とあるように、江戸時代初期には衰退していたそうです。

しかし、徳川家康が江戸に幕府を開き、家康は源頼朝を尊敬しており、鎌倉が武士の聖地であったので、鎌倉復興に力を注ぎ、建長寺に増上寺から仏殿、唐門を移築したそうです。

鎌倉は今、世界遺産の登録を目指していますが、実質的には、既に世界遺産になっていると話され、こちらもそのとおりだなと思いました。

講演会が終わった後、企画展「鎌倉めぐり」を鑑賞し、江戸時代の鎌倉ガイドブックである鎌倉名所記などを見て、ますます鎌倉が好きになりました。これからも鎌倉を訪れ、色々なことを学びたいと思います。


タグ