西大寺の次は海龍王寺です。今回は石川御住職に話したいことがありましたので、少し緊張しての訪問です。受付で拝観料を払い、境内を奥に進むと本堂があり、堂内に入りました。

堂内に入ると石川御住職がいらっしゃいましたが、まずは仏様へのお参りです。中央には厨子に入った十一面観音像。長い間秘仏であった為、色がとてもきれいに残っている観音様です。左には脇侍のように愛染明王像が祀られていました。赤色がとれ、全体的に白っぽくなっています。

左壇には文殊菩薩立像と脇に二天像が祀られていました。そして、左側には聖徳太子像が二体安置され、二歳像と七歳像でした。聖徳太子像として、二歳像と十六歳像をよく拝観しますが、七歳像はあまり拝観した記憶がありません。ネットで調べると、七歳から学問を始めたという伝説があるので、七歳像が造られるようです。

また「真言律宗では愛染明王、文殊菩薩、聖徳太子信仰を熱心に行っていた」とありました。叡尊、忍性が好きな私としては、愛染明王、文殊菩薩、聖徳太子も自然と好きになります。海龍王寺には愛染明王、文殊菩薩、聖徳太子像が全て祀られています。

右側に移動すると、ご本尊の十一面観音像の隣には不動明王像、右壇には毘沙門天像が祀られていました。案内に「飛鳥時代に毘沙門天を本尊とした寺院を奈良時代に海龍王寺として創建した」とありましたので、毘沙門天は海龍王寺にとって、重要な仏様なのだと思います。

その隣には先代御住職が彫られた四国八十八ヶ所のご本尊像が祀られていました。こちらの像は平城遷都1300年祭で特別に公開されている像で、新聞等に「寺は貧しかったが、仏像を彫ることで祖父の心は豊かになったと思う。物質的に恵まれていることだけが幸せではないということを感じてもらえればうれしい」という石川住職の話が掲載されているのを読みました。仏像を前に手を合わせて、本当にその通りだなと思いました。

自在王菩薩経、弘法大師筆と言われる隅寺心経を拝観した後、御住職に朱印をお願いし、その後、色々と話をすることができました。海龍王寺では当初の目的が達成でき、良いお参りとなりました。
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