蛸薬師堂、寅薬師を拝観した後、今熊野観音寺を訪れ、この日の最後のお寺として、戒光寺を訪れました。

戒光寺は鎌倉時代の仏師である運慶・湛慶親子の合作と言われ、宋風をおびた極彩色で重要文化財に指定されている丈六釈迦如来像が祀られていることで有名です。

お堂に上がると早速、お釈迦様にお参りをしました。戒光寺はお堂に自由に上がれ、拝観料も取りませんが、これだけ素晴らしいお釈迦様にお参りできるのですから、お賽銭は必ず入れましょう。

釈迦如来像は、本当に大きく、立派な仏像です。宋風をおびた極彩色ですので、泉涌寺の楊貴妃観音像とも何となく似ています。後水尾天皇が即位争いに巻き込まれ暗殺者に寝首を掻かれた時、この釈迦如来が身代わりにたたれたので、像の首の辺りから血の跡のようなものが流れている様に見えるという有名な話がありますので、どうしても首の辺りに目がいってしまいます。

釈迦如来像を拝観した後、左奥に不動明王像が祀られているのが遠くに見えました。遠いのではっきりとは分かりませんが、半跏像のように見えました。「不動明王の半跏像はちょっと記憶にないので珍しい」と思い、「半跏像ではないかもしれない」とも思いましたが、戒光寺のホームページの案内を見るとやはり、不動明王半跏像でした。

またお堂には、「お茶湯」もありました。
「本尊様にお供えしているお茶です。このお茶をいただいて、本尊様(身代わり丈六釈迦如来)のお陰を頂いて下さい」
と書かれていましたので、お茶を頂きました。

戒光寺には何度か訪れていますが、大きな釈迦如来像に目が奪われ、不動明王半跏像やお茶湯があるのに気づいていませんでした。気楽に立ち寄れるお寺ですので、これからもちょくちょく立ち寄ろうと思います。
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