2010/05/31

東北の名刹と霊場めぐり 湯殿山大日坊の般若心経毛布

「東北の名刹と霊場めぐり」ツアーでは宿坊である湯殿山大日坊に宿泊しました。写真はありませんが、慈恩寺から大日坊に向かう途中の車窓から見えた、雪がまだ残る月山の景色はとても美しく、月山は霊山だと感じました。新緑の木々の中にまだ雪が残っている景色はとても新鮮で、美しかったです。

大日坊に到着するとまずは部屋に案内されましたが、部屋に入ってビックリ。ひかれている布団にかけられている毛布に般若心経が書かれています。



掛け布団を取って全体をみると、般若心経が一面に書かれています。宿坊には何度か泊まっていますが、このような般若心経がかかれた毛布は初めてで感動しました。売っていたら、間違いなく買います。



部屋に荷物を置いた後、祈祷を受けましたが、それは別の記事に書きたいと思います。祈祷と拝観が終了すると夕食をいただきました。食材は地元で取れたものを使ったとても健康的なもので、とてもおいしかったです。


2010/05/30

寅年薬師如来開帳 新井薬師

新井薬師の御本尊である薬師如来像も十二年に一度の寅歳に御開帳されます。御本尊は高さが一寸八分(約5.5センチ)で、表が薬師如来、裏が如意輪観音という二仏一体の大変珍しい像です。平成22年の御開帳期間が本日(5月30日)まででしたので、今日、行ってきました。

西武新宿線の新井薬師前駅で下車し、5分程歩くと新井薬師(梅照院)に到着し、山門から見える境内の景色に開帳塔婆があるのが確認できました。





開帳塔婆に触れ、本堂の前で手を合わせた後、早速、堂内に入りましたが、本日が最終日ということもあって、堂内には長い列がありました。最後尾に並びましたが、薬師如来像にお参りできるまで30分程待ちました。

といっても右壇にある不動明王像にお参りしたり、案内のテープを聞いたりしていましたので、長いとは感じませんでした。
案内によると、御本尊は新田家代々の守護仏で、戦の時は御本尊を兜に収めて戦ったそうです。また、二代徳川将軍秀忠の子どもがかかった眼病が祈祷により快癒したそうです。こういう話を聞くと、南北朝時代に活躍した新田義貞も兜に入れて戦ったのか、秀忠も新井薬師に来て、今いる本堂に座ったのかなど、色々想像してしまいます。

お参りが近くなるとお前立ちの薬師如来像がはっきり拝観できます。御本尊は小さいですが、お前立ちは御本尊より大きいですので、二体一仏であることがよく分かりました。

そして、いよいよお参りです。結縁綱を握って、御本尊の薬師如来様にお参りをしました。像は小さいので細部までは全然分かりませんでしたが、十二年に一度だけ御開帳される薬師如来様と結縁できたのはとてもありがたいことですね。

本堂を出た後、清水を頂きにいきました。新井薬師は清水の湧きいずる新井の里こそが真言密教の行に相応しい場所であると感じてそこに草庵を結んだのが始まりですので、今でも清水が湧き出ています。多くの人が水を汲みに来ており、私も一杯、頂き、新井薬師を後にしました。


2010/05/29

東北の名刹と霊場めぐり 慈恩寺

山形県寒河江市にある慈恩寺は今回のツアーで楽しみにしていたお寺の一つです。慈恩寺には五年程前に一度訪れたことがあります。しかし、その頃は本格的にお寺めぐりを始めたばかりでしたので、薬師堂に十二神将が祀られていたのは覚えていますが、本堂の御本尊はどの仏様だったかは覚えていません。ですので、その当時より自分がどの程度、進歩したのかを確認する意味でも訪れるのを楽しみにしていました。

三重塔の近くでバスを降りました。りっぱな三重塔なのでゆっくり眺めていたいところですが、まずは本堂に向かいます。境内に入ると三重塔も素晴らしかったですが、各お堂も素晴らしいです。
本堂内に入ると内陣まで案内され、お寺の方の説明が始まりました。この時、前回訪れた時も同じように説明を受けたことを思い出しました(もちろん、内容までは思い出せませんが)。


三重塔


本堂

慈恩寺は祈願寺で、縁起によるとインドのバラモン僧が奈良時代に開基したと伝わっているそうです。法相、天台、真言、時宗の宗旨が併存していましたが、現在は法相宗の法式に基づいています。

大きな厨子の前には向かって左から、阿弥陀如来像、持国天像、弥勒菩薩像、多聞天像、聖観音像が祀られていました。厨子には菊の紋があり、また江戸時代に徳川家から朱印地をもらっていたので、徳川の葵の紋もありました。

弥勒菩薩像は説法の弥勒と呼ばれ、お前立ちで、厨子の中には秘仏が三十三体納められているそうです。秘仏は過去の六回、御開帳されたことがあり、最近では平成4年に山形国体を記念して御開帳されたそうです。

多聞天は表面が割れているように見えますが、こういう造りなのだそうです。また、阿弥陀如来像は口を開けて歯を見せている歯吹の阿弥陀像ですが、金歯が入っている日本で唯一の仏像だそうです。

また、釜のようなものがあり、そこに頭を入れると「美人になる」、「呆けなくなる」等のご利益があり、お寺の方の説明が終了した後、まずは釜に頭を入れてから厨子を一周するように拝観をしました。

次は薬師堂です。薬師三尊像が祀られており、その奥に十二神将像が祀られていました。十二神将像は色が結構残っており、いずれも素晴らしい像です。十二神将像は中国の武将のような姿をしていますが、波夷羅(はいら)大将だけが武将の姿ではなく、異質に感じました。また、安底羅(あんていら)大将はウインクをしているような表情で、人気の出る仏像だと思いました。

薬師三尊像のうち、日光、月光菩薩像は地方仏っぽさを感じましたが、やはり、慈恩寺で造られたものだそうです。

次は阿弥陀堂に行きました。宝冠阿弥陀如来像が手前に祀られており、その奥に小さい阿弥陀如来像が祀られていました。宝冠をかぶっている阿弥陀如来は天台宗で信仰されるものだそうです。

到着した時間が遅かったので、少し駆け足での参拝となりましたが、慈恩寺は建物、仏像とも素晴らしく、東北一の名刹という言葉が相応しいお寺だと感じました。

ラーマ

神奈川県横浜市に在住です。
寺社巡りは楽しいものであり、巡っていると色々なことに気づくということを紹介していきたいと思います。