月刊致知2010年1月号の巻頭の言葉は伊與田覺さんの「中流の砥柱」でした。

人の上の立つ者には強さが必要です。ただしこの強さには二つの種類があります。「剛毅」という文字がそれを示しています。

剛は、表面的な強さ、外に表れた強さを意味します。
毅は、内に潜んだ強さ、忍ぶ強さをいいます。
この忍ぶ強さというものが指導者には特に求められると思います。

松柏(しょうはく)はいずれも常緑樹ですが、対照的な木です。柏は中国では檜の一種のことを指し、孔子廟などに行くと、厳しい寒さにも耐えて樹齢を重ねた味わい深い老大木が随分あります。
ところが松は枝ぶりは見事でも割合弱く、雪が積もると折れてしまいます。

やはり見てくれの強さよりも、困難に耐え、忍ぶ強さこそが心の強さといえましょう。
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