2009年11月の記事一覧

元霊場巡り旅ブログのブログです。

月別アーカイブ:2009年11月

  • 2009/11/30仏像ツアー

    鳥追観音を訪れた時は丁度、鳥追観音紅葉祭の期間中で御本尊の観音像が特別開帳されていました。その御姿を初めて拝観した時、「小さいな」と思いました。会津三観音の内、他の観音様(立木観音、中田観音)が大きかったので、無意識に鳥追観音像も大きいと思っていました。また、こちらの観音様は右手の指で輪っかを作っており、阿弥陀如来のような印をしているので珍しいと思いましたが、後で調べると右手で輪っかを作る聖観音像は...

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  • 2009/11/29仏像ツアー

    中田観音は、立木観音、鳥追観音と共に「ころり三観音」と呼ばれています。ころり三観音を巡れば、貪瞋痴(とんじんち)の三毒による苦悩が除かれ、幸福に現世を暮らすことができ、長病しないで安らかに人生の終わりを遂げることができると言われています。観音堂では、ご住職が般若心経、御真言、観音経(偈文)を唱えてくれました。会津のお寺はどこもお寺の方がお経を唱えたり、しっかり手を合わせてから仏像の拝観が始まりました。...

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  • 2009/11/28関東地方寺社巡り

    11月27日から12月3日まで、深大寺で元三大師像が25年ぶりに御開帳されています。「25年ぶり」、これは必ず行かなければいけません。期間も短いですので、本日、早速、行ってきました。京王線調布駅からバスに乗り、深大寺入口バス停で下車し、そこから歩いて、深大寺に向かいました。お蕎麦屋さんなどを見ながら歩いていると深沙大王堂が見えましたので、まずは深沙大王堂からお参りです。深沙大王堂は名前の通り、深沙大王を祀る...

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仏都会津古刹めぐり 如法寺(鳥追観音)

鳥追観音を訪れた時は丁度、鳥追観音紅葉祭の期間中で御本尊の観音像が特別開帳されていました。

その御姿を初めて拝観した時、「小さいな」と思いました。会津三観音の内、他の観音様(立木観音、中田観音)が大きかったので、無意識に鳥追観音像も大きいと思っていました。また、こちらの観音様は右手の指で輪っかを作っており、阿弥陀如来のような印をしているので珍しいと思いましたが、後で調べると右手で輪っかを作る聖観音像は結構あるようです。

観音様を拝観した後、身代わりなで仏として信仰される金剛力士像を撫でました。平安時代初期の作で県の重文に指定されている仏像ですが、お腹の辺りに布のような物がまかれており、そこを撫でるようになっていました。平安時代初期の仏像だからといって、ガラスケースの中に展示されるよりも、このように現役で信仰されている方が金剛力士像も嬉しいと思います。

そして、堂内のだきつき柱にだきつき、十二支守り本尊等を拝観しました。その後、境内の紅葉を眺めていると、左甚五郎作の隠れ三猿の紹介をしてくれるとのことで観音堂に戻りました。





三匹の猿とは
・鷹に襲われた猿(難よりかくれサル)
・鷹は猿を見失い難を逃れた猿(難をのがれサル)
・手枕で丸く眠っている猿(安楽に暮らしサル)
です。

三猿を探し得た者は幸運が開き、“福まさる”として有名だそうですが、正直、初めての方が一人で全部見つけるのは難しいと思います。でも、「一人で見つけなければいけない」とは書かれていませんので、知っている人に教えてもらって探しても同じように幸福が開くと思います。
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仏都会津古刹めぐり 弘安寺(中田観音)

中田観音は、立木観音、鳥追観音と共に「ころり三観音」と呼ばれています。ころり三観音を巡れば、貪瞋痴(とんじんち)の三毒による苦悩が除かれ、幸福に現世を暮らすことができ、長病しないで安らかに人生の終わりを遂げることができると言われています。

観音堂では、ご住職が般若心経、御真言、観音経(偈文)を唱えてくれました。会津のお寺はどこもお寺の方がお経を唱えたり、しっかり手を合わせてから仏像の拝観が始まりました。会津はしっかりした信仰の残る土地だと感じました。

御本尊は十一面観音像で、脇侍に不動明王像、地蔵菩薩像が祀られており、近くでお参りすることができました。三体とも金銅仏で、身丈六尺二分の十一面観音立像が素晴らしいのはもちろんですが、脇侍の不動明王立像も素晴らしかったです。案内に「東北地方の仏像で一、二を争う名作であると高い評価を得ている」と書かれていましたが、本当にその通りだと感じました。
そして、立木観音と同様にこちらにも「だきつき柱」がありました。後で訪れた鳥追観音にもありましたので、ころり三観音のお寺には全てだきつき柱があり、全てにだきつきました。

また中田観音は、野口英世の母シカが深く信仰していた仏様としても知られています。毎月17日になるとはるばる猪苗代から歩き、観音堂に一晩おこもりをして帰っていく月詣りをしていたそうです。堂内にはシカが熱心にお参りしている写真がありました。深々と頭を下げて、一心に祈るその姿は非常に印象に残りました。

もう一つ特徴的(?)だと思ったのは、賽銭箱として、大きなたらいが使われていたことです。普通のたらいかと思っていましたが、観音様を最初に洗った由緒あるたらいだそうです。

観音堂を出た後は、会津七福神の弁天様にお参りをしました。そして、売店を覗くと野口英世グッズがありました。売店では接待で頂いたお茶が美味しかったです。今考えると買っておけば良かったと思います。
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深大寺 元三大師御開帳に行ってきました

11月27日から12月3日まで、深大寺で元三大師像が25年ぶりに御開帳されています。「25年ぶり」、これは必ず行かなければいけません。期間も短いですので、本日、早速、行ってきました。

京王線調布駅からバスに乗り、深大寺入口バス停で下車し、そこから歩いて、深大寺に向かいました。お蕎麦屋さんなどを見ながら歩いていると深沙大王堂が見えましたので、まずは深沙大王堂からお参りです。

深沙大王堂は名前の通り、深沙大王を祀るお堂です。深沙大王といってもピンとこない方もいると思いますが、西遊記の沙悟浄のモデルとなった神様です。深沙大王は深大寺の総鎮守で、深大寺の名前は深沙大王からとられています。

御開帳期間中は寺宝展ということで、お堂の中に入ることができました。深沙大王堂に入ると天井の赤い龍が描かれており、龍というよりも鬼と言った方が相応しい表情をしていました。

深沙大王像が安置されている厨子の扉は固く閉ざされていました。深沙大王像は秘仏で住職が在任中に一度拝める程度だそうです。しかし、堂内に掲げられた仏画に深沙大王が描かれており、仏画の中ですが、深沙大王を拝観することができました。

深沙大王堂を拝観後、少し歩き、山門をくぐって、境内を見るとたくさんの人が列を作っています。警備の人に尋ねると御開帳を待つ列だそうです。ということで列の最後尾に並びましたが、それほど待つこと無しに本堂に入ることができました。列に並んでいた時に撮った画像を下に載せます。黄、赤、緑の葉の色と空の青色が組み合わさって、とても綺麗でした。



本堂から元三大師堂に移動すると大きな元三大師像が安置されていました。約2メートルの像なので上半身しか拝観できませんが、そのお姿を直接拝観することができ、とてもありがたかったです。
元三大師堂を出ると結縁塔婆がありましたので、しっかりと五色の結縁綱を握りました。



次は開山堂に行きました。こちらも堂内に入ることができ、本尊の薬師如来像、脇侍の弥勒菩薩像、観音菩薩像、開山の満功上人像、天台宗一祖の惠亮和尚像にお参りをしました。

次は釈迦堂に行きました。こちらには有名な白鳳時代の釈迦如来像が祀られています。釈迦如来像はとても優しいお顔をされており、そのお顔を見ているとこちらもとても優しい気持ちになりました。

お寺の拝観が終わると名物の深大寺そばを頂きました。お寺めぐりの後に美味しい物を食べている時は、まさに至福の時ですね。


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