清凉寺に着くと丁度団体の方々がバスで到着したところでした。本堂で拝観料を払い、堂内にいると先程の団体の方々が堂内に入ってきました。団体の方々は堂内の柵の内側に着座しましたので、我々は柵の外側に着座しました。

清凉寺では春と秋に御開帳がありますが、それ以外は拝観料千円を払えば、御開帳してくれます。今回は団体の方々が御開帳を申し込んでいるだろうと期待していると、やはり説明をするお寺の方が御開帳しますとおっしゃいました。

御本尊の釈迦如来像の前にはバクという梵字が書かれた幕が掛けられており、太鼓の音と共に幕が徐々に上がり、釈迦如来像が御開帳になりました。

昔、お釈迦様が生母である摩耶夫人に法を説くためにトウリ天に昇られた時、ウデン王は嘆き悲しみ、釈迦生身の尊像を造らせました。その像はインドから中国に渡り、東大寺の僧侶がその像を模刻して日本に持ち帰りました。その持ち帰った像が清凉寺の釈迦如来像です。中国の像は焼けてしまってないそうですから、清凉寺の釈迦如来像は世界で唯一の生身の釈迦像です。

像は162センチの等身大だそうです。清涼寺式釈迦如来像の特徴は髪型と服装にあるそうです。また、赤せんだんが使われており、その為に銅のように見えるそうです。

堂内には徳川の葵の御紋があります。これは1701年に桂昌院が再建したからだそうです。また清凉寺の寺紋は梅ですが、梅と言えば、菅原道真を祀る天満宮ですので、「天満宮と何か関係があるのですか」とよく尋ねられるそうです。梅の紋は天満宮からではなく、桂昌院がお玉と呼ばれていた頃にいた野菜屋の紋だそうです。

今回は団体の方々に便乗してお寺の方の話を聞くことができましたが、やはり、お寺の方の話があると良いですね。今まで梅の紋には全く関心がいっていませんでした。


お堂の扉にある梅の紋
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