自祓いと聞いて、何を思い浮かべますか。悪霊や前世からの因縁などを祓う方法が書いてあると思うかもしれませんが、そのようなことは一切書かれていません。
自らが書かれているように吉田さんは霊能者でも占い師でもなく、単にお寺が好きな一般人です。ですから、我々と同じ目線から見た神仏との素敵なお付き合いの仕方が書かれています。
自祓いとは、そもそも神道において「自らの力で自らのけがれを祓うこと」を言います。
吉田さんは自祓いを
「日々の暮らしを心穏やかに充実させるための和の伝統を生かした心の浄化法」、
「神様や仏様の力を少しだけ借り、自ら積極的に何らかのアクションを起こすことによって心のリフレッシュを図り、未来に向かって前向きに進むパワーを取り戻すこと」
などと定義しています。
本には、吉田さんが長年の寺社めぐりで学んだ自祓いが紹介されています。それらは突飛な内容ではなく、寺社めぐりをしていて、私自身が同じように感じていたことが多数紹介されていました。
寺社めぐりをしている方は是非、読んで欲しい本です。本に書かれている内容を知っているかいないかで寺社めぐりが全然違ってくると思います。