翌日の3月21日は午前中に熊野本宮大社を訪れました。行き帰りのバスから見る熊野川の景色は本当に綺麗ですし、本宮大社も心落ち着く場所です。大斎原(おおゆのはら)に向かう途中に菜の花畑があったのですが、そこで今年初めてモンシロチョウを見ました。春の訪れをまた一つ実感しました。
バスで新宮駅周辺に戻ると、昨日と同じように紀伊勝浦駅行きのバスに乗りました。青岸渡寺に行くバス「神社お寺前駐車場行きバス」は紀伊勝浦駅から出ていますが、那智駅にも立ち寄りますので、那智駅で下車しました。
新宮駅から紀伊勝浦駅へ行くバスが止まるバス停と紀伊勝浦駅から神社お寺前駐車場へ行くバスが止まるバス停は少し離れていますので、神社お寺前駐車場行きバスが止まるバス停まで歩き、時刻表を見ると、次のバスはなんと40分後でした。
「昨日のはセレンディピティではなかったか」と思いながら、まだ昼食を取っていなかったので、昼食を食べられる場所を探しましたが、ありません。次は昨日訪れて印象が良かった海岸に行きました。しかし、昨日と違い、空が綺麗な青ではなく、また風も強かったので、早々と海岸から撤退しました。
次は補陀洛山寺を訪れることにしました。熊野三所大神社でお参りした後、補陀洛山寺の本堂に行くとお堂の前にはたくさんの靴がありました。「団体の方がいるということは御開帳をしているかも」と思い、お堂に上がると御開帳をしていました。
今回で補陀洛山寺を訪れるのは三度目ですが、いずれの時も秘仏の観音様を拝観することができました。とてもご縁を感じます。またお寺の方も昨日の方と違う方で、昨年の8月に訪れた時に話をしてくれた方でした。本日も団体客相手に熱心にお話をされており、本当に御本尊の千手観音像が好きなんだなと感じました。