護国寺で頂いた雑誌「仏教生活」より。微生物学の研究をしている藤田紘一郎さんの話です。

みんなが自分以外の力を借りながら生きている。生きているもの全てに意味があるのです。仏教に「山川草木悉皆成仏」という言葉があります。山も川も草も木も、みんながありのままそこに存在している。どれ一つとして、生命の輪から外れずに、みんな一緒に生きているわけです。それを忘れて自分たちだけが快適に生きようと思い、自然の在り方を無視したら大間違いです。綺麗な環境を人工的に作ってしまうと、本来持っているはずの免疫力が落ちて、病気になりやすい身体になり、心も不安定になってしまうのです。

日本人は昔からみんなが認め合い、どんな生き物に対しても優しい民族だったはずです。そういう心を取り戻して、みんなが本当にすこやかになるためには、自然の姿を見つめ直すことが今とても大事なことだと思います。
カテゴリ
タグ