2008年07月の記事一覧

霊場巡り旅ブログの旧ブログです。2018年5月上旬までの記事があります。

月別アーカイブ:2008年07月

  • 2008/07/24関西地方寺社巡り

    近鉄・大和西大寺駅からバスに乗り、「秋篠寺」バス停で下車。バス停からほんの少しの場所にお寺の山門があります。山門をくぐって境内に入ると、きれいな苔(コケ)庭が目に入ります。それを眺めながら受付所で拝観料を払い、本堂の中へ。こちらの一押しは伎芸天でしょうが、左端から順に拝観していきます。左端には五大菩薩像が祀られています。菩薩というと観音菩薩や地蔵菩薩などの優しいお顔をされた仏様を想像しますが、こち...

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  • 2008/07/23関西地方寺社巡り

    バス停「聖林寺」から談山神社行バスに乗り、終点の談山神社で下車。そこから談山神社までは少し離れていますので、のんびり歩きながら入口に到着。受付で拝観料を払い、境内へ。まず総社本殿へ。そこには三メートルの福禄寿像が祀られていました。福禄寿は、福が「幸福」、禄が「財産」、寿が「寿命」を表しており、これら三つのことに御利益のある神様だそうです。次は総社本殿の向かいにある神廟拝所へ。靴を脱いで堂内に入ると...

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  • 2008/07/22関西地方寺社巡り

    奈良二日目は天河神社へ行ったのですが、書くことが色々あり、まとめるのに時間がかかるので、奈良三日目の話を先にします。桜井駅から談山神社行のバスに乗り、「聖林寺」バス停で下車しました。聖林寺の次は談山神社に行く予定だったのですが、次の談山神社行のバスは1時間20分後。つまり、たっぷり拝観する時間がありました。バス停から歩き始めるとほどなく聖林寺に着き、寺務所で拝観料を払い、堂内へ。本堂に入ると本尊のお...

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秋篠寺

近鉄・大和西大寺駅からバスに乗り、「秋篠寺」バス停で下車。バス停からほんの少しの場所にお寺の山門があります。山門をくぐって境内に入ると、きれいな苔(コケ)庭が目に入ります。それを眺めながら受付所で拝観料を払い、本堂の中へ。





こちらの一押しは伎芸天でしょうが、左端から順に拝観していきます。左端には五大菩薩像が祀られています。菩薩というと観音菩薩や地蔵菩薩などの優しいお顔をされた仏様を想像しますが、こちらの五大菩薩像は憤怒の表情です。遠くから拝観すると五体祀られているので五大明王かと思うのですが、近くで拝観すると明らかに違います。また、五体の仏像全てと目が合うベストポジションがあります。憤怒の表情をされた五体の仏様全員に睨まれると迫力があります。

次は皆さん一押しの伎芸天です。かすかに微笑んでいるように見えるそのお顔は大変美しいです。美人な仏様といわれる仏像はそれなりにありますが、現代と昔では美人の定義が違うため、現代人の視点から見ると必ずしも美人に見えないものもあります。しかしこちらの伎芸天は現代的な美人顔で、スタイルもスーパモデルのようです。
五大菩薩像と伎芸天像を互いに拝観して、うまくリンクしているなと思いました。五大菩薩像の忿怒の表情を見た後、伎芸天像の優しいお顔を見ると、その優しさが一層、引き立ちます。逆に伎芸天像を見た後、五大菩薩像を見ると、その忿怒の表情が一層、引き立ちます。

次は藥師三尊です。こちらの藥師様は絵画の中から飛び出してきたような印象を受けます。堂内の用意されている長椅子から見ると、絵として書かれた薬師如来像のようにも思えました。印象としては、若い頃の薬師如来様です。
日光、月光菩薩は手に鏡を持っており、それぞれが日輪及び月輪を示すそうで、珍しい像形です。

帝釈天像は、先ほどの伎芸天像と同じで、頭部が乾漆天平時代、体部が寄木造鎌倉時代です。しかし、頭部と体部はうまくマッチしており、別の時代に作られたものとは一見しただけでは分かりません。

本堂から出た後、大元帥明王を祀る大元堂へ行き、お参りをしました。
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談山神社

バス停「聖林寺」から談山神社行バスに乗り、終点の談山神社で下車。そこから談山神社までは少し離れていますので、のんびり歩きながら入口に到着。受付で拝観料を払い、境内へ。

まず総社本殿へ。そこには三メートルの福禄寿像が祀られていました。福禄寿は、福が「幸福」、禄が「財産」、寿が「寿命」を表しており、これら三つのことに御利益のある神様だそうです。

次は総社本殿の向かいにある神廟拝所へ。靴を脱いで堂内に入ると、如意輪観音像がまず目に入りました。今回の談山神社訪問の目的の一つは、如意輪観音像を拝観することだったので、早々の出会いに驚きました(宝物館のようなところに安置されているとばかり思っていました)。堂内を見渡すと、鎌足公の神像が中心に祀られていました。鎌足公の隣には、向かって右に勝軍地蔵像、左に不比等公像が祀られており、勝軍地蔵像はお地蔵さんの姿ではなく、人の姿でした。また前に狛犬があり、男性は右側の阿像、女性は左側の吽像をなぜてお参りするようになっていましたので、そのようにお参りをしました。

堂内右側には、伝運慶作の狛犬もありました。伝運慶作といわれているものは玉石混合ですが、こちらの狛犬は大変りっぱで、間違いなく玉(ぎょく)だと思います。

最後に堂内左側に祀られている如意輪観音像の前へ。こちらの如意輪観音像の右足には傷があります。これは信者の身代わりになったため、傷がついたそうです。ですので、足腰や膝の病に霊験あらたかな観音様だそうです。
また、8月から毎月25日に談峯観音会が開催され、観音様のご開帳と観音経の読経、解説があることが書かれた紙が置いてありました。私はそれを読んで、素晴らしい活動だと思いました。神社で談峯観音会とは変だと思う人もいるかも知れませんが、日本では昔から神仏習合ですので、何らおかしくはありません。大きな寺社は、もっとこのような活動を積極的に行うべきだと思います。

総社本殿を出て、本殿に向かっていると十三重塔がありました。この塔も談山神社で是非、見てみたいと思っていたものの一つです。鎌足公の追福のために建立されたもので芸術品として作ったものではありませんが、その美しさには目を奪われます。



そして、いよいよ本殿へ。まずは鎌足公へのお参りです。拝殿は中に上がれるようになっており、様々な宝物が展示されていました。それらを拝観した後、授与所で御朱印を頂きました。

今回初めて談山神社を訪れましたが、非常に良い印象を持ちました。桜井周辺は、談山神社、聖林寺、安部文殊院、少し足を伸ばして、長谷寺、室生寺など素晴らしい寺社がたくさんあるので、お気に入りの場所です。

帰りのバスから外の景色を見ていると、「みかんパン」の看板が。湖北の「サラダパン」のようにこちらの名物なのでしょうか。気になるネーミングでした。
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聖林寺

奈良二日目は天河神社へ行ったのですが、書くことが色々あり、まとめるのに時間がかかるので、奈良三日目の話を先にします。

桜井駅から談山神社行のバスに乗り、「聖林寺」バス停で下車しました。聖林寺の次は談山神社に行く予定だったのですが、次の談山神社行のバスは1時間20分後。つまり、たっぷり拝観する時間がありました。バス停から歩き始めるとほどなく聖林寺に着き、寺務所で拝観料を払い、堂内へ。

本堂に入ると本尊のお地蔵様に目がいきます。大きな石仏のお地蔵様です。その脇には、白い肌の掌善童子と赤い肌の掌悪童子が祀られていました。お地蔵様、掌善童子、掌悪童子で地蔵三尊だそうですが、このような地蔵三尊は初めて拝観しました。掌善童子、掌悪童子の両像がまとっている衣はまるで本物の衣のように思えました。

本堂右側には如来荒神像が祀られていました。こちらの仏様も初めて拝観する仏様で、白い肌に六臂でした。如来という名前なのに様々な装飾品を身につけていました。2月に鎌倉の浄妙寺で拝観した三宝荒神像は明王のような憤怒の表情でしたが、こちらの如来荒神像は憤怒の表情ではなく、おだやかなお顔をされていました。荒神像といっても、様々なものがあるのだと思いました。
また本堂右側の窓から外の風景を眺めることができ、気持ちのいい風景でした。

本堂左側には阿弥陀三尊が祀られていました。阿弥陀三尊ですが、阿弥陀如来の向かって左側は勢至菩薩ではなく、地蔵菩薩でした。阿弥陀如来像の前に立つと上から見下ろすような形になるのですが、阿弥陀様はやはり像の前に座り、下から仰ぎ見た方が断然良いです。

そしていよいよ国宝の十一面観音像へ。観音像は2階に祀られていますので、階段を上り、収蔵庫のような観音堂へ。観音堂の扉は開けられており、そこから中を見るとガラス戸の向こうに十一面観音像が祀られていました。写真で見た時は「少しふっくらした観音様かな」と思っていましたが、実物は均整のとれた素敵な体型でした。

堂内に上がれるようになっていましたので、堂内に上がり、拝観。私以外だれもいなかったので、般若心経も唱えました。色々な角度から観音様を拝観しましたが、観音様の真正面に座って、見上げたお姿が一番だと思いました。あまりにも離れがたかった為、拝観時間がたっぷりあったにも関わらず、バス停まで走っていくことになりました。

天平時代から日本とそこに生きる人々を見続けてきた観音様。そのような素晴らしい観音様と出会えたことに感謝です。
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