三十三間堂は千体の千手観音を祀る観音霊場として広く知られています。
そして、それら千体の観音像の修復のための写経のお願いを行っています。
一般の十句観音経では「佛法僧縁」となっていますが、三十三間堂のは「佛法相縁」となっています。
三十三間堂の説明では、
これは中国の「佛祖統記」第三十六巻にある経文がそうなっており、この経と最も関係の深い「高王観世音経」も「佛法相縁」となっておりまして、意味の上からもその方が適当と思われます。
と書かれていました。
ちなみにその部分の意味は、
仏の慈悲と法による修行と相よって、(常楽我浄という四徳の悟りを開かれた)
だそうです。