境内に入り、まずは手を清めようと手水舎に行くと、水口の形が蛙になっていました。これは木之本地蔵院に身代わり蛙の由来があるからだと思います。由来については後で説明します。

手を清めた後、本堂でお地蔵様にお参りをしました。ご本尊は秘仏なので拝観はできませんが、「心で観じお参りください」とありましたので、そうしました。
次は境内にある日本で一番大きな地蔵菩薩銅像にお参りですが、その前に身代わり蛙の置物を購入しました。

写真を見てもらえば分かるように左目を閉じています。これは
当院にすむ蛙は、お地蔵様をお参りに来る多くの眼を患った人々の苦しみに心痛み、「すべての人々の大切な眼がお地蔵様のご加護をいただけますように」、また、「すべての人々が健康な生活を営むことができますように」と祈願し、片方の目をつむる事で自ら身代わりの願を掛け、今でもお地蔵様に仕え暮らしていると言われています。
という逸話からです。絵馬も身代わり蛙です。

境内の大きなお地蔵さんはご本尊の写し、つまり、秘仏のご本尊と同じ形をしています。購入した身代わり蛙の置物をお地蔵さんの足元に供え、お参りをしました。お地蔵さんの足元にはたくさんの置物が奉納されていました。

次は戒壇巡りです。戒壇巡りとは、暗闇の中を壁に手をつきながら歩き、ご本尊とつながった御宝印に触れて、ご本尊と結縁することです。戒壇巡りをしたことのある人ならご存知でしょうが、現代人は暗闇に慣れておりませんので、漆黒の闇の中を歩くのはとても恐怖を感じます。そのような中でご本尊とつながった御宝印に触れることができると、とてもありがたく感じます。

300円を志納して、入口から入ります。こちらの戒壇巡りは56.7メートルの長さがあり、右手を壁に触れながら歩き、無事に御結縁の鍵に触れることが出来ました。
次は裏地蔵様にお参りです。お堂に入ると一字奉納般若心経がありましたので、般若心経から一字を書きました。そして、お地蔵様のご香水を頂き、一字奉納般若心経を奉納して、裏地蔵様にお参りをしました。
お堂の裏側に名勝庭園があり、しばらく庭を眺めていました。

そして、阿弥陀堂でお参りをし、隣にある豊川ダキニ真天様にお参りをしました。
木之本地蔵院を出た後、門前にある「つるやパン」を訪れました。

こちらはサラダパンが有名ですが、一番人気商品はサンドウィッチだそうです。お店の人に尋ねると、

サンドウィッチは
ほんのり甘いまるいパンにスライスした魚肉ソーセージにマヨネーズをぬってサンドしたもの。
サラダパンは
千切りたくわん(無着色)をマヨネーズをあえて、ほんのり甘いやわらかいコッペパンにサンドしたもの。
なので、サンドウィッチは全員が好きだが、サラダパンは人によって好き嫌いがあるので、一番人気はサンドウィッチだそうです。しかし、売れている数ではサラダパンだそうです。私はそれぞれ1つずつ購入しました。この日はお昼抜きでお寺めぐりをしましたので、木ノ本駅でサンドウィッチを食べました。

そして、彦根駅に戻り、駅前にある「ちゃんぽん亭総本家 彦根駅前本店」で近江ちゃんぽんを食べました。途中でお酢を入れると味が変わり、最後までおいしくいただきました。

これで二日間の仏女ブロガーとしてのお寺めぐりは終了しました。滋賀県観光交流局の皆様には今回仏女ブロガーに選んで頂き、とても感謝しています。丁寧な対応をしていただいたお寺様にも感謝しています。
書き手(滋賀県の仏教美術の魅力を伝えたい)よし、読み手(滋賀県の仏教美術の魅力を知りたい)よし、滋賀県よしという三方よしのブログになっていれば、幸いです。
仏女ブロガーとしての行動は二日間ですが、霊場巡りに番外札所があるように、今回の仏女ブロガーにも番外日を自主的に設け、もう一日めぐりました。そちらの記事も是非、読んでください。
訪問日:平成23年10月7日