2012/12/10

大谷寺

11月18日、福井県寺社巡りの二日目の最初は大谷寺を訪れました。こちらも新TV見仏記6「福井・越前編」で紹介されていたお寺です。大谷寺と書いて、「おおたんじ」と読みます。

予約していた時間より早く着きましたが、お寺の方がおられ、堂内に案内してくれました。





堂内に入ると、正面に、越智山三所大権現(十一面観音座像、聖観音座像、阿弥陀如来座像)が祀られていました。今まで記憶が曖昧になりがちだった越智山三所大権現(白山三所大権現)は、今回の訪問でしっかりと記憶に刻まれました。大谷寺は泰澄大師ゆかりのお寺ですので、もちろん、泰澄大師の像もありました。

お寺の方は泰澄大師を大変尊敬しており、色々な話をしてくれましたが、残念ながら、私の知識がついていけませんでした。でも、泰澄のことを学ぼうというやる気が起きました。

お堂を拝観した後、宝物殿も特別に拝観させていただきました。宝物殿にも、三所権現本地仏である十一面観音、阿弥陀如来、聖観音座像が祀られており、こちらの像は本堂の像より、更にパワーがあるというか、神々しさを感じました。

三尊の隣には、粟不動と呼ばれる、鉈彫りの不動明王立像も祀られており、良い像でした。

大谷寺は廃仏毀釈のダメージからまだ立ち直りの途中であるという印象を受けました。お寺の方の泰澄大師を思う気持ちは素晴らしく、応援したいお寺です。


2012/12/08

八坂神社:十一面女神像

樺八幡神社の次は、福井県丹生郡にある八坂神社に向かいました。八坂神社は新TV見仏記6「福井・越前編」で紹介されており、その中で十一面女神像が特に印象に残ったので、今回の仏像めぐりで訪れるのを楽しみにしていた場所です。

幹事の方によると、「事前予約はしたが、当日訪れる前にもう一度電話連絡が欲しいと言われている」とのこと。そこで、向かう途中に電話連絡を入れようとしますが、連絡が取れません。

結局、連絡が取れないまま、八坂神社に到着。案内の方はおらず、収蔵庫の前で待ちますが、案内の方は約束の時間を過ぎても現れません。なんとなく諦めムードが漂ってきましたが、ここまで来て、十一面女神像にお会いできないのはとても残念です。





困った時の神頼み、そうです、八坂神社にいるのですから、牛頭天王にお願いしようと思い、収蔵庫から本殿に移動しました。



そしてお参りが終わると、「(案内の方が)来ましたよ」の声が。さすが牛頭天王です。願いが即効で叶いました。

急いで、収蔵庫に戻り、中に入ると、素晴らしい光景が目に入りました。どの仏像から拝観するか迷いますが、やはり、十一面女神像からです。

十一面女神像は名前のとおり、女神像の頭頂部に十一面観音像に見られるような菩薩面がついた像です。神仏習合の像を何度か拝観したことがありますが、このようなお姿の像は初めてです。
女神は白山妙理権現とのことで、その本地仏は十一面観音なので、十一面観音が白山妙理権現として現れようとしている正にその瞬間を表現しているのでしょうね。

次は、二体の阿弥陀如来坐像と釈迦如来坐像です。三体とも大きな像で、第二室戸台風により、社殿が壊れ、社殿を修復する時に社殿の下から出てきたとのことです。
三体ともそれぞれ個性のある良い像ですが、個人的には釈迦如来像に一番惹かれました。

次は菩薩形坐像です。こちらも大きな像です。菩薩像がこんなに大きいならば、中尊の如来像はさぞ大きかっただろうと思いましたが、同行の方が、「大日如来ではないか」と言いました。
肘から先がないので、印相が分かりませんが、残った体部から想像すると、確かに大日如来のような気がしますし、それならば、このような大きな像であることも理解できます。

とすると、先ほど拝観した釈迦如来像も薬師如来像ではないかと思えてきました。牛頭天王の本地仏は薬師如来なので、薬師如来像がいらっしゃらないのは変ですし、薬壺がないので、釈迦如来となっているだけではと思いました。

収蔵庫で素晴らしい仏像を拝観した後、本殿に再び訪れ、牛頭天王にお礼参りをして、八坂神社を後にしました。
2012/12/06

樺八幡神社

大滝神社の次は福井市にある樺八幡神社を訪れました。樺八幡神社もイチョウがとても綺麗でした。



本殿でお参りした後、境内を巡っていると、仏像の案内と飲み物が置いてあり、案内の方が用意してくれたのかなと思い、そこで待つことにしました。

しかし、案内の方は現れず、どうしようかなと思っていると、同行の方がお堂の扉を開けました。すると、中に大きな阿弥陀如来坐像が安置されているのが見え、ビックリしました。
どうやら、案内の方が扉の鍵を開けた状態にしておいたくれたようです。

阿弥陀如来坐像は案内によると像高176.6cmで定朝様の仏像とのことですが、一番印象に残ったのは、首が向かって左に少し傾いていることです。

案内には
「大像ゆえ製作者の目が全体に届かず、結果的に歪んだ状態で完成させてしまったと思われます」
とありましたが、弥陀定印をして、首を少し傾けた姿は、何かを考えている様子が上手く伝わってきて、良い像だなと思いました。

ラーマ

神奈川県横浜市に在住です。
寺社巡りは楽しいものであり、巡っていると色々なことに気づくということを紹介していきたいと思います。