多摩美術大学美術館で仏像を鑑賞した時、ある種の仏像は杖言葉、つまり、心が折れそうな時、身体を精神的に支えてくれるものだと思いました。そのような役割をする仏像を、杖仏像と呼んでもいいですね。仏像好きな方ならば、杖仏像はあると思います。私の杖仏像を挙げるならば
・三十三間堂 千手観音坐像
・大和長谷寺 十一面観音立像
・寿宝寺 千手観音立像
かなと思います。
元霊場巡り旅ブログのブログです。
カテゴリ:私の思い
新年になりましたので、自分自身が思い出す意味も込めて、私の寺社めぐりに対する方針を書きたいと思います。私の寺社めぐりの方針は一言でいうと「きちんと信仰心を持ってお参りし、神仏の智慧を学ぶ」です。「信仰心」と言うと持っていないと答える人が多いと思いますが、神仏を敬う気持ち、神仏に対する畏敬の念と言い換えてもよいと思います。インターネットにより、寺社めぐりのハードルは確実に下がりました。それは良いこと...
蟹満寺縁起はよく知られたお話です。蟹満寺を拝観時に頂いた案内にも縁起が書かれていました。慈悲深い夫婦と一人の娘が住んでいました。ある日、娘は村人が蟹を捕らえているのを見て、その蟹を買い求め、逃がしてやりました。また、娘の父が田を耕していると蛇が蛙を呑もうとしており、それを見て、父は「もしおまえがその蛙を放してやってくれたなら娘の婿にしよう」と言いました。すると蛇は蛙を放し、姿を消しました。その夜、...